📘 スマート見積システム

使い方ガイド

木造工務店の新築見積を、誰でも5分で出せるツール

1. まず全体像

このツールは 3ステップ で見積を作るだけです。

STEP 1:初期設定(最初に1回だけ)
⚙️ 会社情報と単価マスタを設定
会社名・住所・電話・メール・印鑑などを入れて、自社の標準単価をマスタに登録します。
STEP 2:毎回の見積作業
📁 物件登録 → 見積作成 → お客様情報を入力 → 明細を編集
物件名を登録し、見積を作成。坪数や仕様などを入力すると、自動で内訳明細が出来上がります。あとは項目を足したり引いたり、単価を微調整するだけ。
STEP 3:見積書を印刷/PDF保存
🖨 3種類の書式から選んで印刷
シンプル/内訳付き/正式 から選んで印刷ボタン。ブラウザの「PDFとして保存」で電子化もできます。
📦 同じ物件で何回でも見積を作り直せます

「第1回見積」「第2回見積(屋根変更後)」のように、打ち合わせの度に複製して保存。それぞれメモも付けられるので「契約待ち」「失注」などの進捗管理もできます。

2. 初期設定(最初に1回だけ)

まず、自分の会社の情報と単価を設定しましょう。一度やれば、あとは見積を作るだけになります。

2-1. 会社情報を入れる

1
右上のナビから「🔧 設定」をクリック
画面右上に「📁 物件一覧」「⚙️ マスタ管理」「🔧 設定」の3つボタンがあります。
2
会社情報を入力
会社名・住所・電話・メール・代表者名を入力。ここで入れた情報が すべての見積書に自動で印刷されます。
3
印鑑画像をアップロード(任意)
透過PNGの印鑑画像を登録しておくと、正式見積書に自動で押印されます。500KB以下推奨。後でも変更可能。

2-2. 単価マスタを自社仕様に

⚠️ 初期値はあくまで参考値。必ず自社の実勢価格に見直してから運用してください。
1
右上「⚙️ マスタ管理」をクリック
136項目の標準単価が、A〜AB のカテゴリで並んでいます。
2
単価をクリックして編集
「内訳名」「規格」「単価」もそれぞれクリックで編集できます。例: 「システムキッチン」→「LIXIL リシェル」のような自社呼称に変更可能。
3
不要な工事項目は「有効」チェックを外す
例: オール電化の工務店なら「O. ガス引込」「K-3 ガス配管」を無効化。カテゴリヘッダーの「全無効」ボタンで一括も可能。無効化した項目は見積書にも出てきません。
4
独自項目を追加する
各カテゴリの「+ 内訳追加」で、自社特有の項目を追加できます(ピンク色+★マークで識別)。例: 「太陽光発電」「外構ガレージ」など。
⚠️ 追加項目は自動計算されません。見積で数量を手動入力してください。
📦 マスタを変更しても、既に作成済みの見積には影響しません。新しく作る見積からだけ反映されます(過去の見積を守る仕組み)。既存見積を最新マスタで再計算したい場合は、見積編集画面の「🔄 マスタを最新に更新」ボタンを使ってください。

3. 毎回の見積作業

初期設定が終われば、ここからは毎回の作業。3〜5分で見積1本作れます。

3-1. 物件を登録

1
右上「📁 物件一覧」→「+ 物件の登録」
物件名を入力。例: 山田様邸 新築工事。物件名は後から物件一覧でいつでも変更できます。

3-2. 見積を作成

1
登録した物件の中で「+ この物件で新規見積」をクリック
「第1回見積」が自動で作られて、編集画面が開きます。
2
お客様情報を入力
画面上部に 見積名・施主名・現場・担当 の欄があります。施主名は「様」をつけずに名前だけ入れてください(見積書には自動で「様」が付きます)。

3-3. 規模を入力(1. 規模タブ)

1
延床坪数、階数、軒高、屋根形状、建物の形を入力
既定値: 32坪・2階建・軒高6.5m・切妻・長方形。坪と㎡が両方表示されるので分かりやすい。
2
建築面積を入力(推奨)
「建築面積」= 1階の床面積。基礎・屋根の計算に使います。空欄なら自動計算されますが、図面の値を入れると精度が上がります。
3
入力したら、右側の自動算出欄を確認
外周長・外壁面積・屋根面積などが自動で計算されます。図面と大きく違うときは「派生値を直接上書き」で実測値を入れられます。

3-4. 内訳明細を確認・編集(2. 内訳明細タブ)

ここで全 136項目の内訳が自動表示されます。触る必要があるのは、特殊な案件で項目を足したり減らしたりする時だけ。標準的な案件ならスルーしてもOK。

1
数量・単価をクリックして編集できる
編集すると青色(太字)になり、↺ボタンで自動値に戻せます。内訳名や規格も編集可能(その見積限定で変更されます)。
2
不要な項目は「使」チェックを外す
この案件だけで除外したい項目。チェックを外すと番号が自動で詰まり、印刷時も非表示。
3
独自項目を追加
各カテゴリの「+追加」ボタンで、この案件限定の項目を追加。ピンク色で表示されます。例: 「特別仕様の暖炉」「敷地外の擁壁工事」など。

3-5. 結果を確認(3. 結果タブ)

税込総額・坪単価・カテゴリ別小計を確認できます。本体工事/付帯工事/諸経費が色分け表示でひと目で分かります。

3-6. 見積書を印刷/PDF保存(🖨 見積書プレビュータブ)

1
書式を選ぶ
① シンプル: カテゴリ別小計だけ。ざっくり提示用
② 内訳付き: 全内訳まで載せる。詳細を求められた時
③ 正式見積書: 押印欄・支払条件・工期付き。契約用
2
「🖨 印刷」をクリック
ブラウザの印刷ダイアログが開きます。プリンターを選んで紙に印刷、または「PDFとして保存」でPDF化。

4. 各画面の説明

📁 物件一覧

登録した物件をカード表示。各カードに「最新見積の金額」「見積件数」「最終更新日」が表示されます。

  • カードをクリック → その物件の見積一覧へ
  • 「物件名変更」 → 物件の全見積で名前を一括変更
  • 「物件削除」 → 物件と全見積を削除

📄 見積一覧(物件の中)

物件カードを開くと、その物件の見積一覧が表示されます。

  • 📝 メモ欄: 「打ち合わせ前」「契約待ち」など進捗管理
  • 「複製」 → 第2回見積として複製、内容は前回と同じ
  • 「改名」「削除」 → それぞれの操作

📋 見積編集画面の4タブ

1. 規模
坪数・階数・軒高・建築面積などを入力。坪と㎡が併記される。詳細な実測値も上書き可能。
2. 内訳明細
136項目の全内訳を表示。クリックで編集、「使」チェックで除外、「+追加」でこの案件限定の項目追加。
3. 結果
本体/付帯/諸経費で色分けされた小計と、税込総額・坪単価を表示。
🖨 見積書プレビュー
3書式から選択して印刷/PDF保存。

⚙️ マスタ管理

単価マスタを編集する画面。会社全体の標準価格表として運用します。

  • カテゴリ別に折りたためる
  • 各項目の内訳名・規格・単価が編集可能
  • 「有効」チェックで全見積から除外
  • 「全有効」「全無効」ボタンでカテゴリ一括切替
  • 「+ 内訳追加」で会社独自の項目を追加

🔧 設定

会社情報の入力、印鑑画像のアップロード、データのバックアップ・復元。

5. こんな時どうする?

A. 打ち合わせ後に内容を変更して再見積

  1. 物件一覧 → 物件カードをクリック
  2. 前回の見積カードの「複製」ボタンをクリック
  3. 「第2回見積」が作成される
  4. 新しい見積を編集(仕様変更や単価調整)
  5. 見積名を「第2回見積(屋根変更後)」のように分かりやすく改名

B. オール電化なのでガス工事を出したくない

  1. マスタ管理を開く
  2. 「O. ガス引込」「K-3 ガス配管」などのカテゴリで「全無効」ボタンをクリック
  3. 以降の全見積で計算対象外になり、見積書にも出てこない

C. この案件だけ「太陽光」を入れたい

  1. 見積編集 → 「2. 内訳明細」タブ
  2. 追加したいカテゴリ(例: J. 電気工事)の「+追加」ボタン
  3. ピンク色の新規行が追加される
  4. 内訳名「太陽光発電 6kW」、単価「1,800,000」、単位「式」を入力

D. 実測値で精度を上げたい

  1. 規模設定タブの下にある「▶ 派生値を直接上書き」を展開
  2. 図面から計測した「外周長」「外壁面積」「屋根面積」を入力
  3. 自動値より優先される(マーカー色で表示)

E. 進捗管理(メモ機能)

  1. 見積一覧で、各見積カードに「📝 メモ」欄
  2. 「打ち合わせ前」「提案中」「契約待ち」「失注」などを記入
  3. クリックで保存される

F. 単価が値上がりしたので更新

  1. マスタ管理で該当項目の単価を更新
  2. 新規見積からは新単価で計算される
  3. 過去の見積は守られる(旧単価のまま)
  4. 進行中の物件で新単価を反映したい場合は、その見積を開いて「🔄 マスタを最新に更新」

6. データの保管

データは ブラウザ内 に保存されます。キャッシュ削除やPC変更で消えるので、定期的にバックアップを取ってください。

📤 バックアップ(エクスポート)

  1. 「🔧 設定」をクリック
  2. 「全データをエクスポート」ボタン
  3. JSONファイルがダウンロードされる
  4. クラウド(Dropbox / Google Drive など)に保存しておくと安心

📥 復元(インポート)

  1. 「🔧 設定」をクリック
  2. 「JSONファイルをインポート」ボタン
  3. バックアップしたファイルを選択
💡 推奨: 重要な見積を作った後、または週1回。クラウドに置いておけばPCを変えても引き継げます。

7. 困ったとき(Q&A)

Q. 施主名に「様」が二重に表示される

施主名には「名前だけ」を入れてください。見積書では自動で「様」が付きます。「様」を含めて入力しても自動で除去されます。

Q. 別のPCでも使いたい

「設定 → エクスポート」で JSON ファイルを書き出し → 別PCのアプリで「インポート」。アプリ本体(HTMLファイル)は同じものを使えばOK。

Q. データが消えた

ブラウザのキャッシュクリアで消えることがあります。日頃から「設定 → エクスポート」でJSONバックアップを取ってください。インポートで復元できます。

Q. PDFの余白を変えたい

ブラウザの印刷ダイアログ → 「詳細設定」 → 「余白」で調整できます。

Q. 単価マスタを変更したら、過去の見積金額も変わってしまうの?

変わりません。各見積は作成時のマスタを内部に保持しています(スナップショット型)。明示的に「🔄 マスタを最新に更新」ボタンを押した時だけ反映されます。

Q. 軒高って何?

屋根のいちばん下端(軒)までの高さ。2階建てなら通常 6.5m前後。最高高さ(屋根のてっぺん)とは違います。階数を変えるとデフォルト値が自動更新されます。

Q. 建築面積と延床面積の違い?

建築面積 = 建物を真上から見た面積(≒1階の床面積)。延床面積 = 全階の床面積の合計。例: 2階建32坪なら、延床=32坪、建築面積=約16坪。

Q. 計算精度はどのくらい?

標準的な木造2階建てで±5%程度の概算用途。正式な施工見積には、現地調査と詳細積算が必要です。あくまで提案・営業の初期段階のツールとお考えください。

Q. ロゴを入れたい

現バージョンでは印鑑画像のみ対応。ロゴ画像対応は今後の機能として検討中です。

スマート見積システム v3.x / 使い方ガイド

分からない時は、まずこのガイドを再読してください。